休息山立正寺
縁起
日蓮宗総本山身延山久遠寺の御膝下、山梨県甲州市勝沼町休息。ぶどう、もも、そしてワインは日本一の生産を誇るフルーツ王国山梨に、休息山立正寺はあります。
ここ『休息』という地名は鎌倉時代(今から750年前)、日蓮聖人がこの地に休足した故事に由来します。この地において日蓮聖人は 「国は正しい教え(法華経)によって、万人が幸せに暮らすことが出来る」という内容の『立正安国論』を論じました。
お寺の始まりは大宝年間(698年)僧・行基によって創建され、鎌倉時代の文永年間、金剛山胎蔵寺・辻之坊有範阿闍梨(つじのぼうゆうはんあじゃり)というお坊さんは日蓮聖人の説く『立正安国論』を聞き感銘心服し、聖人の弟子となって、名を日乗、寺名を立正寺としました。以来、法華の道場(南無妙法蓮華経)として今日に至ります。